2019/01/08
先日、チャリティコンサートで、
絵本『かいとうあっというま』を読み聞かせ上演してもらいました。
音楽をつけて読み聞かせをしてくれたのは、
「くつした宅急便」という楽団。
コンサートは教会で行われました。
普段なかなか足を踏み入れない空間だけあって、
不思議な雰囲気の中、次々と演奏やコーラス、劇を上演。
そして、「くつした宅急便」の登場。
会場の後ろから演奏しながら舞台に進む中、
どこからか聴こえる朗読。
「楽しい時間があっというまに終わってしまったことはある?」
絵本のイントロの言葉が会場の人たちに問いかけます。
また、『かいとう あっというま』が近づいたときの音
「チッチッチクタク チッチッチクタク」にシンクロしてメトロノームを使ったり、
バンジョー、アコーディオン、ピアノで絵本の世界観を立体的にしてくれました。
おはなしの途中で、
黒いマントに帽子をかぶった男の子が出てきました。
この子が読んでいたんだ。そこで初めて気づきます。
今まで何人かの方が朗読をしてくれましたが、子どもは初めて。
とにかく今回はこの子がキーでした。
たぶん小学校高学年、
声変わりもしていない男の子の声で、
終始この子の声と読み方がハマっててよかったです。
ちなみにこの上演、絵は一切投影されていません。
音楽と朗読、そして、舞台の人を見ながらお客さんはそれぞれ想像していたと思います。
途中途中で笑いが起こったのが嬉しかった。
『かいとう あっというま』を映像化してワークショップで上演する際に、
すでにオリジナルBGMを流していたけれど、
今回の曲もすごく良かった。
様々な人が、それぞれの分野で、
この絵本をアレンジしてくれることは面白い。
これからも『かいとうあっというま』は絵本から飛び出して、
たくさんの人の目と心に触れる存在になってもらいます。
怪盗ではなくなってしまうけどね^^;